人を煙にまく忍法江戸の教え六ヵ条

  1. 世の中は金とオンナがかたき(敵、仇)なり、どうかかたきにめぐり逢いたい。(江戸狂歌)
  2. 小指(おんな)切れとは当座のことよ、金がなくなりや手まで切る。
  3. 身は揚羽(あげは)の蝶(ちょう)にかわれども、毛虫の昔を忘れるな。(都々逸-どどいつ)
  4. カネ欲しや地獄の沙汰(さた)も金次第、金で行かれぬ極楽(ごくらく)の道。(江戸狂歌)
  5. 実(じつ)があるなら今宵(こよい)こい、一夜明くれば誰もくる。(高杉晋作)
  6. 金銭は使い捨てるもバカなれば、食わずに貯めるも愚(おろ)かなり。

— posted by mamezo at 11:17 pm  

ホクロの読み方

  1. 上唇のホクロ・・・浮気っぽく、きれいな声の持ち主。
  2. 下唇のホクロ・・・チャーミングで、一生食うに困らない。また色っぽく、精力的でもあるから、芸能界や水商売で成功する。
  3. 乳房のホクロ・・・愛情豊かな良き妻。乳房の下に隠れてホクロある場合は、浮気性で不倫の二つ三つ致しかねない。
  4. ヘソのホクロ・・・がうまい故に騙されぬよう注意が肝心。大吉はヘソの中だよ。ゴマとホクロ間違えて、ゆめゆめ除去すべからず。
  5. わき腹のホクロ・・・これは失恋の相。
  6. 陰部のホクロ・・・新しいモノ好きで浮気者。男から男へ渡り歩くから妻には向かない。
  7. お尻のホクロ・・・母性愛豊かな良妻賢母型。金運・セックス運ともに強し。
  8. 内股のホクロ・・・生活力強く勝気だから、頼りがいがある。か弱い男は彼女にアタックするのも一策。
  9. すねのホクロ・・・移り気で尻軽し。まじめな恋の対象には向かず、遊び相手がよろしい。
  10. 手の甲のホクロ・・・逃すべからず。気転のきく才女タイプ。結婚するなら彼女にかぎる。内助の功豊かに夫を成功させる。

— posted by mamezo at 11:19 pm  

 

晴と睛のおはなし

漢字の読み書きでミスすると、世間の物笑いになる。他人か注意してくれない以上、自分で自分のミスを発見し、あやまりを正していかねばならぬ。いわば自助努力による自己救済である。

一つ、おもしろい例をあげてみよう。

「キミ、これはガリュウテンセイを欠くよ」上役が批判したとする。正しくは、画竜すなわち絵に描いた竜で、ガリョウと読むか、ガリュウが一般に定着しているのはご承知の通り。

問題は、テンセイを漢字でどう書くか。ほとんどの人は、「画竜点晴」と書いてしまう。セイを、晴(はれ)と勘
違いしているのだ。天気が晴れるわけではなく、ここは、睛(ひとみ)が正しい。ヘンは、日でなく目である。

上役だって、口では正しく発音するくせに、漢字を書く段になると、テンセイを点晴と書き間違えるかもしれぬ。なかには、天晴もあるはずだ。これらは、要注意です。晴ではなく、絶対に睛なのだ。

睛と書くべき理由は何かといえば、画竜点睛の意味が示している。これは、竜を描いて最後に睛を描きいれることから、物事のポイント、眼目、大切なところのたとえであって、天気か晴れるの晴という字を書いたら、まるで見当外れの失格となる。

— posted by mamezo at 11:09 pm