男が女に最後のものをねだる術

女にせまる時の殺し文句(?)に、十人十色の分かちありといえども、古今東西およそ大別すれば次のごとし。

哀願型
「お願い。ね、いいだろう。1回きり。ほんとに、これっきりだよ。ね、二度とわがまま言わない。お願い、何とかして。僕、ガマンできないんだ。ね、いいだろう。お願い。先っぽだけでもいいから!」

歴代ソーリ型
「いいじゃないか。ブランドも買ってやるよ。家も建ててやる。お手当ても倍にしてやる。デパート、いれ物ごと買ってやる。私はウソは申しません!」

古風な運命論者型
「観念しよう。すべては運命、誰もが一度は通る道なのだよ。形あるものはいつか壊れ。持てる者はいつか失う。生者必滅会者定離(しょうじゃひつめつえしゃじょうり)。すめば誰にもわかりゃしないよ」

乃木大将型
「許せ、子孫ハンエイのためじゃ」

真実一路型
「先っぽだけ、頼む。あとはガマンするから」

小児科医型
「そうそう、いい子ちゃん、いい子ちゃん。おとなしくしてね、落ちついて、落ちついて。動くとイタイよう。そうそう、その調子、すぐすむからね。あ、いい子ちゃん、いい子ちゃん」

マザコン型
「遊んでよ。お金いらないから。ママがおねがいしてみろって」

昔の演歌愛好型
「あきらめな。今夜はどうせ雨なんだ。街のあかりも消えたんだ。おれは一人、寂しいんだ。泊まったほうか安上がりだよ。その手を早くどけとくれ。泣くこたないだろう。おい、涙をふけよ、おれまで悲しくなるじゃないか!」

ダンマリ無言型
「・・・・」(と手をかえ品をかえ、とにかく粘る)

ヤッちゃん型
「おい!おいったらおい!いうこと聞かねえと、ただじゃすまねえぞ」

べ夕ほめ型
「君はすばらしい。しびれちゃう。僕は気が狂いそうだ。この魅力、このすばらしさ、こんなにも僕を夢中にさせる女性は、はじめてだ。僕はもう君がいなくちやだめ。おお、神さま仏さま、ママー」(年下の奴は、おねえさま!ともいう)

ついでに、女が男にせまる時の筆法だが、これはもう言葉はいらない。脱げば百発百中、逃げる男はまずおりませんね。

— posted by mamezo at 12:02 pm